MEDIA メディア情報
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NHKひるまえほっと

2018/04/10
サンプルテキスト

「かつて親しんだ〇〇でリハビリ・お年寄りが夢中”卓球”で元気に」

平成29年6月27日(火)放送。

放送動画はこちら

 大和市福田にある介護施設ピンポンデイハッピー渋谷で、介護の必要なデイサービス利用者が夢中になって、卓球を使ったリハビリに取り組んでいる様子を紹介しています。

 数日間にわたってNHK記者による取材が行われました。デイサービス利用者へのインタビューでは、要介護者としての気持ち、卓球療法やリハビリに対する思いが収録されています。また、普段のデイサービスの様子も解りやすく、約10分間の放送の中で紹介されています。

以下放送内容です。

 

ひるまえほっと 6/27放送より(ピンポンデイハッピー渋谷)

 

【竹内アナウンサー】 続いて神奈川の話題です。横浜放送局の池野さん。

【池野アナウンサー】 はい、今日は介護施設で行われている新たなリハビリについてです。竹内さん、介護のリハビリというと何を思い浮かべますか?

【竹内】 手すりにつかまって歩くとか、お散歩するとか。

【池野】 そういったリハビリがこれまでも行われてきたものですけれども、今日ご紹介するのは珍しいリハビリなんです。神奈川県大和市には、お年寄りがかつて慣れ親しんだあるスポーツでリハビリを行うという、全国でも珍しい施設があるんです。

 介護が必要な60代から90代、およそ20人が通いカラオケなど楽しんでいます。利用者が特に楽しみにしている時間があります。向かった先にあるのが卓球台。

 一昨年の12月にオープンしたこの施設。リハビリに取り入れたのが卓球でした。1日を通じて好きなだけプレイすることができます。

 回数を重ねながらの1対1のラリー。上達することが実感できると言います。マシンを使った練習は、楽しみながら取り組めるよう、的を置いてゲーム性を持たせています。

 さらに、重りの入ったボールを使って座りながら行う団体戦。チームを組んで試合をすることで、コミュニケーションを高める狙いがあります。(利用者へのインタビュー。字幕あり)

 施設を運営する介護福祉士の石井直樹さんです。(石井さんへのインタビュー。字幕あり)

 昭和30年代を中心に庶民の娯楽として親しまれていた卓球。町の至るところに卓球台が置かれ、幅広い世代がプレイを楽しんでいました。

 3か月前から利用している山田政明さん、69歳です。1年前に脳梗塞を患い、左半身にマヒが残りました。体を動かすことが大好きだった山田さん。自転車など数多くのスポーツに親しんできました。

(山田さんへの車中でのインタビュー。字幕あり)山田さんはいま若い頃から身近であった卓球に励んでいます。

(再び山田さんへのインタビュー。字幕あり)ここに通うことで体を動かす喜びを実感しています。

 卓球を続けることが症状の改善につながっています。67歳の伊藤文治さんです。脳梗塞の後遺症で握力が落ち、ラケットを握ることができませんでした。施設に通い始めた頃の映像です。ゴムのバンドを手首に巻き、ラケットを固定しながらボールを打ち込みました。そして地道にリハビリした結果、およそ半年後には、自らラケットを握れるまでに回復したのです。(伊藤さんへのインタビュー。字幕あり)

 卓球によって一人でも多くのお年寄りを元気にしたい。施設を越えた交流が始まっています。この日、石井さんが呼びかけて集まった、色々な介護施設の利用者たちです。3つの台に分かれ、施設どうしの対抗戦が繰り広げられました。(男女の利用者と、石井さんへのインタビュー。字幕あり)

 ラケットを手にボールに夢中になるお年寄りたち。卓球台を囲み、笑顔の輪が広がっています。(石井さんの合図によりみんなで)「卓球サイコー!」

【竹内】 ホントみんな楽しそう。ラリーあり、団体戦あり、そしてマシンまで使って。楽しくてそれがリハビリにつながるというのがすごくいいですね。

【池野】 通い続けることで、新たな目標ができて、それがモチベーションにつながるそうです。

 この施設、地域にも開放されていて、利用者以外も気軽に立ち寄り、卓球を楽しんでいます。夜には地域の卓球クラブなどの練習にも使われています。石井さんは、ここで卓球をしている人たちと利用者との交流を企画していきたいと話していまして、卓球を通じて地域の人たちと利用者との交流が広がれば嬉しいですと話していました。